ピアサポーター養成研修会参加者はHIV陽性者ご本人限定です。 
 
ピアサポーター養成研修会
ライフ・エイズ・プロジェクト(LAP)
 
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グループ紹介
西日本を中心に情報や交流の場を提供
Follow Project

Followとは?
ライフ・エイズ・プロジェクト(LAP)「ピアサポーター養成研修会講義録」スライド FOLLOW(Friends&Ourselves, Linking, Living, and Organizing in the West)はHIV陽性者を対象にした支援事業(非営利活動団体)です。「FOLLOW」はお互いにフォローしあうという意味と共に、HIV陽性者(Ourselves)とその周りの人達(Friends)をつなぎ合わせ(Linking)共に生きていく(Living)ことを西日本中心(West)に行っていく(Organizing)という意味も持ちあわせています。

設立趣旨・目的
 現在HIV陽性者が増え続けている中で、陽性者を対象にして情報や交流の場の提供などの支援をする団体は西日本には多くはありません。他の陽性者の経験や意見に触れる術がほとんどないため、陽性者が自分と同じ立場にいる人達の声を聞いてみたくても、思うようにいかない現状を私たち自身が経験してきました。しかし陽性者達は行き場のない様々な課題や不安を抱えながらも生きています。
 そこでこの団体を発足し、陽性者が必要とする情報を提供し、意見交換・交流の場を設けることにより、感染がわかった個人が少しでも悩みや不安を軽減でき、より自分らしくこれからを生きられるよう支援することを活動の目的とします。
 また、陽性者の現状を社会に発信していくことも私たちの役割だと考えます。
 陽性者が少しでも生きやすい社会の形成が、長期的には感染拡大の防止につながることにもなりえると私たちは考えます。

活動内容

  1. ライフ・エイズ・プロジェクト(LAP)「ピアサポーター養成研修会講義録」キャプチャイメージインターネット上での情報提供・意見交換や交流の場の提供http://www.follow-web.com/
  2. 年4回〜の学習会「POP meeting」
    ※Pace Oneself on Positive life=HIV・AIDS陽性者がそれぞれのペースで生きる
  3. 年4回〜の懇親会「FRIENDSHIP meeting」
    ※FRIENDSHIP meetingとは、陽性者の人同志で楽しみながら交流をはかることを目的とした場です。この場で同じような立場の人と出会い、情報や意見の交換をしたり新たなつながりをつくるための場を提供できたらと考え企画する懇親会です。
  4. ミニコミの作成・発行
  5. 他団体、他機関との連携・協力

Follow Project スタッフの思い
 社会やそれぞれのコミュニティーの意識の変化や理解、また陽性者自身もその変革に向けて自分達が動かなければ、本当の意味で陽性者が自分らしくそのままで生きられる世の中には容易にはならないことを痛感しています。
 陽性者だけでなく、その周りの人たち、つまり、パートナーや友人、親、医療従事者、職場の仲間…
 そんな皆さんに、FOLLOWを通して、陽性者やその周りの人たちがその人らしい生き方を選択できるような社会を形成できる第一歩を踏み出すきっかけ作りをしてもらえれば…
 そのためのひとつとして、このような団体があると思っています。

ピアによるピアへの相談・支援活動
りょうちゃんず

同じ立場同士だから話せることもある
ライフ・エイズ・プロジェクト(LAP)「ピアサポーター養成研修会講義録」キャプチャイメージ  HIVに感染したことで、いろいろ思い悩んでいることはないでしょうか? かといって、相談できる人もいない…と毎日悶々と過ごしてらっしゃいませんか?
 「りょうちゃんず」は、そんな方のご相談・ご支援をします。相談する相手はピア(同じ立場の人=HIV感染者)とその支援者です。同じ立場同士だから話せることもあるのではないでしょうか? 秘密は絶対に守ります。ぜひアクセスしてみてください

活動内容

  1. 電話相談・面接相談
     HIV感染者とその支援者(家族)のための相談活動です。相談を通じて感染者同士のネットワークが拡がっていけば最高ですね! 電話相談のほか、「電話ではなかなか…」「相談の時間には電話できない…」等の方にはE-mailによる相談も受け付けています。また対面での面接相談も行っています。「感染したかもしれない。どうしよう?」など《感染不安》については、他の電話相談等をご利用下さい。
    ピア相談電話 082-250-6106
    火曜日12:00〜17:00 土曜日15:00〜20:00
  2. 感染者・患者支援
     今、本当にお困りのことがあれば、それに対しできるだけ人的サポートをします。ご希望があれば直接スタッフが出向いてご相談をお受けすることも可能です。詳細は電話又はE-mailでご相談下さい。
  3. 情報発信 http://www6.ocn.ne.jp/ ̄ryochans/
     エイズに関する情報発信もします。開設しているホームページをご覧下さい。スタッフはエイズに関するupdateな情報を得ています。また年1回総会を行い、その場でエイズに関する講演・研修も行っています。
  4. 講師派遣
     各種講演・研修にスタッフを派遣します。医療、心理、福祉の専門家及び感染者自身がお伺いすることができますので、規模の大小に関わらずお気軽にご相談下さい。
  5. アドボケート
     陽性者が暮らしていきやすい社会を目指した活動に取り組んでいます。社会に根強く残るHIV/AIDSへの偏見や差別をなくし、陽性者であることから生じるさまざまな不利益をなくすよう働きかけるため、日本HIV陽性者ネットワーク・ジャンププラスとともに、また独自の取り組みも進めています。

りょうちゃんずとは?
 本会は患者・感染者が自らのニーズに応じたケアサポートを自らの手で行うことを理念として1996年に広島で発足しました。その構成員は患者・感染者、それに関わる医療・心理・福祉の専門家、ボランティア会員によって構成されています。

エイズ相談ピアカウンセリングモデル事業
 広島県では、中国・四国地方のエイズ患者・HIV感染者及びその家族を支援するため、エイズ相談ピアカウンセリングモデル事業を行っています。この事業は広島県臨床心理士会に委託され、さらにスタッフとして本会のメンバーが参加して、実施されています。

エイズ相談ピアカウンセリングモデル事業について(広島県ホームページ)
http://www.pref.hiroshima.lg.jp/fukushi/kenkou/aidscounseling/index.html
※ピアとは「仲間」、「対等な立場」という意味で、ピアカウンセラーとは、ここでは、エイズ患者・HIV感染者であるカウンセラーを意味します。ピアカウンセリングとは、患者・感染者などの当事者が対等な立場で行うカウンセリングです。

都内で会費制の陽性者交流会を開催
クローバー(CLOVER)

 クローバー(CLOVER:Casual Lounge of various, easy relations)とは、HIV陽性者を対象としたセルフヘルプグループです。定期的に陽性者交流会を開催しています。

陽性者交流会とは?
 陽性者交流会の参加条件は(1)HIV陽性者であること、(2)参加規約に合意できることです。会費は1,000円です。
 初参加者には30分間のオリエンテーションと初参加者アンケートを行っております。交流会は通常2時間です。交流会のはじめに団体説明および参加規約の確認、注意事項の説明、自己紹介を行い、交流会終了前に参加者アンケートに答えていただいています。現在小規模の集まりですが、皆さまのご参加をお待ちしております。

陽性者交流会参加規約

  1. 『当事者性』
     陽性者交流会はHIV陽性者による、HIV陽性者のための、HIV陽性者を対象としたセルフヘルプの活動です。参加者はHIV陽性者に限られます。HIV陽性者以外のパートナー、家族、友人などもご参加いただけません。
  2. 『主体性』
     陽性者交流会は参加者の主体的積極的な参加のもとに運営しています。会への参加は自分の意思で決定してください。また運営に関する提案や要望、疑問は積極的に提示してください。
  3. 『個人情報の守秘』
     陽性者交流会で見聞きした参加者個人を特定できる情報は決して他言しないでください。この場合の情報とは、氏名、通称、身体的特徴、社会的状況、居住地域、職業、社会的立場など、組み合わせることで個人を特定できる情報です。また、会以外の場所で参加者を見かけたときは慎重に振舞ってください。
  4. 『自己開示』
     陽性者交流会では参加者の皆様が安心して参加できるようにプライバシーの保護について最大限努力いたしますが、これを保障することはできません。自分自身の個人情報の開示につきましては、自分で判断して、自分の責任で決定してください。また話したくないことを話す必要はありません。
  5. 『他の参加者への配慮』
     陽性者交流会には、同じHIV陽性者とはいえ、さまざまな状況、立場や価値観の参加者がいらっしゃいます。他の参加者の状況、立場や価値観を尊重し、お互いの話に耳を傾けてください。もし感情のコントロールが難しい場合はスタッフに相談してください。
     また時間が限られていることに配慮して下さい。原則的に、時間通りに進行させていただきます。
  6. 『交流会で得られる情報の判断に関して』
     陽性者交流会は同じHIV陽性者が個人的な体験や悩みを語り合う場です。専門的な情報・知識・援助を提供する場ではありません。交わされる情報の判断、および自身の考え方は、自分で決定してください。また当団体では特定の価値観を推奨するものではありません。
  7. 『交流会の情報に関する守秘』
     陽性者交流会のご案内を送付するに当たっては、交流会参加者のプライバシーを最大限尊重するため、参加の決定した方だけに会場や開催時間をお知らせしています。会場名・会場場所・集合場所・集合時間等の情報、更に交流会の参加者に関する個人的情報については、第三者に口外しないでください。
  8. 『会費について』
     陽性者交流会は会費制となっております。会の運営をするにあたり、当日の会場費、飲食代等以外に、運営費として連絡費、運搬費、宣伝費等様々な諸経費が掛かっております。そのことをご考慮の上、ご協力ください。

個人情報の取扱について

  1. 参加申込みでいただいた情報の内、本名・通称名や連絡先、通院している病院、担当医等、個人が特定される情報に関しては担当スタッフが責任を持って管理します。その他の個人が特定されない情報に関しては、団体の運営上必要な場合または参加者のよりよい利用のために限って使用することがあります。
  2. 陽性者交流会で知りえた個人情報につきまして、スタッフは参加者の皆様が安心して参加できるようにプライバシーの保護について最大限努力いたします。しかし、参加者個人間での情報交換については、各自の責任のもとで行ってください。
  3. 陽性者交流会以外で、スタッフが参加者にお会いした場合、スタッフから声を掛けることはありません。
  4. 以上の点につきまして、スタッフは遵守いたします。参加者につきましては、ご理解とご協力をお願いいたします。

問い合せ・申込先:clover_receipt◎yahoo.co.jp ※◎を@にしてください

都内のグループミーティング
LAP Positive TALK

「LAP Positive TALK」って何?
ライフ・エイズ・プロジェクト(LAP)「ピアサポーター養成研修会講義録」キャプチャイメージ  当事者同士が、お互いの思いや体験を分かちあったり、話しあったり、自分の話にしっかりと耳を傾けてもらう場としてライフ・エイズ・プロジェクト(LAP)が無料・匿名で開催しているグループミーティングです。
 一人ひとりの体験や経験は本当にさまざまですが、あなた自身のオリジナルな体験や経験には他の人に役立つ、多くのヒントが含まれていると考えられます。一人ひとりの違い(一人ひとりがオリジナルであること)を認識した上で、ピアや共感を基盤とした交流を持つことはあなただけではなく、他の当事者にとっても大きな意味をもつのではないでしょうか。
 感染経路にかかわらず参加していただけるグループ(ミックス)、対象を限定したグループ(ゲイの方限定、ビギナーの方限定)を毎月1回ずつ開催しています。

話したいことはあるけど、話せるか不安…
 話したいことはあるけど、話せるか不安、と感じている人はたくさんいると思います。「LAP Positive TALK」では、安心して集える場とするために、参加者はHIV感染者・患者ご本人限定とするなどした「参加に関するご注意」を定め、定員は10名程度(ビギナー限定のグループは1名〜5名程度まで)にさせていただいています。LAPスタッフが司会・進行をさせていただきます。
 参加者がその思いや体験を分かちあったり、話しやすいようにするため、「LAP Positive TALK」ではニックネーム(ご自身が呼ばれたい名前)を用います。

いつ、どこでやるの? 費用は? 申し込みは?
 毎月3回、19時から20時45分まで都内の貸会議室で行います。日程は決まり次第、ホームページに掲載するほか、LAPホットライン(TEL 03-5685-9644 土曜16-19時)でもご案内させていただきます。
 会場の案内はお申し込みをいただいた方に個別にお知らせします。参加費は無料で、LAPへの入会の有無に関わらず参加していただけます。

参加申し込みはどうすればいいの?
 参加には事前のお申し込みが必要です。原則として開催日の1週間前までに、参加申込書をお送りください。郵送、FAXのほか、ホームページ(http://www.lap.jp/ptalk/)からもお申し込みいただくことができます。

参加に関するご注意

  • 参加者はHIV感染者・患者ご本人に限定されます。HIV感染者・患者のパートナー、家族、友人の方も例外ではありません。
  • 「LAP Positive TALK」で知った参加者の個人を特定できる情報は「LAP Positive TALK」以外の場所では決して誰にも話さないでください(氏名、ニックネーム、セクシュアリティ、職業、居住地域、行きつけの店、体型などの断片情報も組み合わせることで個人が特定できる場合があります)。
  • 参加者にはさまざまな価値観の方がいらっしゃいます。その考えを一方的に非難したり自分の考えを押し付けたりせず、それぞれの立場を尊重してください。
  • 「LAP Positive TALK」では参加者のみなさんが安心して参加できるようにプライバシーの保護について、LAPは最大限の努力をしますが、これを保障することはできません。自分の個人情報は自分で判断して、自分の責任において開示してください。
  • 「LAP Positive TALK」は同じような立場の者同士が、同じような体験を語りあい共有すること(ピア・サポート)を主な目的とする集まりです。専門的な援助の提供を目的とする集まりではありません。専門的な援助・助言・サポートを希望される方は別途ご相談ください。

[追記:エイズリポート第83号(厚生労働省エイズストップ作戦本部監修/財団法人エイズ予防財団発行)でLAP Positive TALKの活動が取り上げられました]