症例から学ぶHIV感染症診療のコツ-JAPANESE- / 07
2000.11.30

jap0007

 
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スライド6,7
 症例2は体重減少、寝汗など全身症状がありCD4も154と低め、ウイルス量は逆に129,000と高めです。当然治療開始のオプションが求められました。今回は比較的進行した症例でもありプロテアーゼ阻害薬を選ばれる方(19%)、ダブルプロテアーゼ(31%)の方も居られます。しかし最も人気が高かった(45%)のはEFVを用いるオプション2でした。NNRTIはウイルス量が高い症例でも有効性が期待できる事は記述の通りです。岩本先生はEFVの使用経験が少ない場合オプション5かそれに類似したIDV/RTVの併用も考えるのではないかとコメントされました。但しRTVの使用による消化器症状の問題を避けるためウイルス量が一定のレベルに低下した時点でNNRATIの処方に変更する方法も紹介されました。