LAP NEWSLETTER

94年から始まった手弁当の「市民のフォーラム」
「2002 AIDS文化フォーラムin横浜」参加報告


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ライフ・エイズ・プロジェクト(LAP)NEWSLETTERイラスト 2002年8月2日〜4日まで、かながわ県民センター(神奈川県横浜市)にて第9回AIDS文化フォーラムin横浜が開催されました。前回を上回る81のプログラムに4808名が参加。全体会と閉会式では2003年11月に神戸で行なわれる第7回アジア太平洋地域エイズ国際会議(ICAAP)に向けての提案もされました。その一部をご紹介します。
 2003年は8月1日〜3日に開催されます。

RETURN TO AIDS文化フォーラムin横浜ホームページ
http://www.yokohamaymca.org/AIDS/
  8月2日(金)10時〜12時
  有森裕子が語るカンボジアのエイズ(有森裕子、パトリック、岩室紳也)
  オリンピックの女子マラソンメダリスト有森さんは、マラソン大会などのスポーツイベントの収益をカンボジアの支援にあてるNPO「ハート・オブ・ゴールド」の代表。また国連人口基金親善大使に就任し、カンボジアのエイズ予防プロジェクトにも協力している。有森さんは「カンボジアの状況は危機的。私もスポーツイベントの場などで募金を呼びかけていきたい。」と熱意を語ります。開会にあたり、基調講演をしていただくことになりました。(プログラム紹介文より。以下同)

ライフ・エイズ・プロジェクト(LAP)NEWSLETTERイラスト 1996年のカンボジアでのハーフマラソンをきっかけに、カンボジアとの交流を持つようになった有森さん。それ以来、スポーツイベントを通して集めた募金をカンボジアの子供達の支援にあてるなどの活動を続けてこられました。有森さんがエイズの問題に関わりを持つようになったのは2002年に入ってからだそうで、2月にカンボジアを訪問した時の状況をスライドを用いて説明して下さいました。
 売春宿で働く女性とその女性にコンドームなどについて教育し、話し相手になるソーシャルワーカー。国立病院のエイズ病棟で入院しているある一人の女性患者。エイズやカンボジアで起こっている問題について考える場であるユースセンターに集まる青年達。スライド一枚一枚に大きな意味が込められているようでした。国立病院の女性患者のスライドでは、有森さんはその女性に「長寿でいてください」と言われたそうで、日常的に死を見ているその女性であるからこその言葉なんだと思い、とてもショックを受けたようでした。それを聞いて、私自身何か言いようのないものを感じました。
 カンボジアでは、学校でエイズに関する教育はほとんど行われていないそうで、政府やNGOなどがエイズ予防に力を入れていることがスライドや有森さんの言葉からも強く感じとることができました。その中で、カンボジアには「コンドームカフェ」という、店内にコンドームが飾られていて、トイレの通路に医師のいる診察室がある(トイレに行くふりをして診察室で相談ができる)カフェがあるということを聞き、日本でもこの様なカフェがあれば、普段の生活の中でエイズのことを考えるきっかけになるのではないかと思いました。
 この講演で有森さんは、自分達のできる範囲で、できることをやっていこうということを強くおっしゃっていました。感染者が増え続けているにも関わらず、エイズに対する関心が弱まっていく日本では、無理をせずに「できる範囲で、できること」をするということは、これから関心を高め、それを維持していくのにとても大切なことだと思います。(坂東裕基)

  8月2日(金)13時〜15時
  在日外国人医療の現状と問題点(AMDA国際医療情報センター)

 このプログラムを主催したAMDA国際医療情報センターでは3つのキーワード、
(1)COMMUNICATION
(2)MEDICAL EXPENSES
(3)FOREIGN CULTURES
 をもとに在日外国人に母国語で電話による医療関連の相談を受けており、講座ではその医療相談にまつわる話をしてくださいました。
 外国人が日本で生活する上で不便を感じる点は多々あると思いますが、その中でも医療に関して特に不便を感じている外国人はとても多く、具体的にはコミュニケーションの問題、医療費の問題、待ち時間の問題などがあるそうです。東京都内の病院に向けた調査によると、約2万の病院のうち、英語で診察できる病院は22・6%、英語以外の外国語で診察できる病院は4・8%だそうで、今後は病院側も診察可能な言語を明確化するなど、外国人が抱える問題を解決する努力をしていかなければならないと思います。
 また2001年には約3600件の電話相談があり、そのうち約5%がエイズに関する相談だったということでした。エイズに限ったことではありませんが、日本の医療機関との意思疎通や、医療機関に行かないことが病気の進行に大きな影響を与えることにもなりかねません。日本で生活する外国人にとって、AMDAの存在はとても大きなものだと思います。(坂東)

  8月2日(金)16時〜18時
  アジアのセックスワーカーネットワークとHIV/STD予防(SWASH, Sex Work and Sexual Health)
  アジアのセックスワーカー当事者が関わっているHIV/STDのための活動を紹介。ビデオ上映あり。

 性行為による感染が年々増加していることを考えると、セックスワーカー各々がエイズに関する正しい知識を持ち、感染を予防することは、自分自身の身を守るためにもとても大切なことだと思います。プログラムを主催したSWASHは、意識調査やミーティングなどを通してHIV/STDの予防をセックスワーカーに直接働きかけている団体で、セックスワークの是非になってしまい、実際起こっていることまで言及しにくいなど、性風俗産業に対して働きかけるということに関する独特の問題点も抱えているようでした。
 このプログラムでは2000年に香港で行われた東アジアと東南アジアのセックスワーカー会議の内容の紹介と、直接セックスワーカーが製作に加わっているというSTDの予防ビデオの紹介がありました。ビデオ紹介ではフィリピン、オーストラリア、日本のビデオがそれぞれ紹介されましたが、日本のビデオは特にインパクトがあり表現の仕方に若干戸惑いも感じましたが、今になって考えてみると、うまくは言えませんが枠組みにとらわれないとても良いビデオだと思いました。
 今まで私自身、セックスワーカーに対してどこか距離をおいて見ていた部分があったかもしれません。このプログラムの最後に参加者の方がおっしゃっていましたが、「同じ社会にいてみんなで考えていこう」という言葉が印象的でした。(坂東)

  8月3日(土)10時〜12時
  HIV/AIDSの臨床最前線(都立駒込病院 今村顕史)
  HIV感染症の治療は近年急速に進歩し、成果をあげてきました。しかし、これらの治療は年々複雑になり、内容を理解することも難しくなってきているのが現状です。本講演では、この難解な治療を少しでもわかりやすく説明し、さらに現在の診療がかかえる問題点についてもまとめていきます。

 HIV感染症の治療は、近年の急速な進歩により大きな効果をあげていますが、ではいったいどのような治療が行われているのでしょうか。
 このプログラムでは、都立駒込病院感染症科の医師である今村顕史先生が、主にその治療についてとても丁寧に説明して下さいました。
 現在日本では、3剤以上の抗HIV薬を投与する強力な多剤併用療法がHIVの治療として行われているそうです。抗HIV薬は大きく分けて逆転写酵素阻害剤と、プロテアーゼ阻害剤があり、これらの薬を組み合わせて併用することで強力なHIVの治療になるそうですが、服薬を途中でやめてしまうことや規則正しい服薬が行われていないなどの理由により、薬剤耐性が現れ薬の効果がなくなってしまいます。このことから今村先生は、PWH/A本人が主役になり、治療の目的や問題を十分に知った上で治療をすすめることが重要であると強調されていました。
 他には、多剤併用療法の具体的な薬の組み合わせや、人によって合う薬は違うこと、現在の治療はまだ完成されたものではなく変わっていくこと、以前は早期に強力な治療を開始するのが良いとされていたが現在では早期の治療開始が必ずしも良いとは言えないこと、さらにHIV感染者に行った歯科診療に関するアンケート結果の紹介など、限られた時間の中でとても多くのことを学ぶことができました。(坂東)

  8月3日(土)13時〜15時
  生活者として感じる事、PWH/Aとして思う事(JaNP+)
ライフ・エイズ・プロジェクト(LAP)NEWSLETTERイラスト
日本記者クラブでJaNP+発足の会見をする長谷川博史氏。「病気であることを周囲に話せず、孤立してしまうことが一番の問題」「十分な情報を提供して自立できるようにしたい」等と話した。(2002年4月22日)
 

 このプログラムはマスコミ非公開となっているため残念ながらここでは詳しい内容をご紹介できませんが、JaNP+(Japanese Network of People Living with HIV/AIDS)代表の長谷川博史さんを初めとするスピーカーの方と参加者との活発な意見交換が行われました。
 JaNP+はすべての感染者の生活環境の改善を目指し、長谷川博史さんや川田龍平さんらが発起人となり2002年4月に発足しました。ホームページやメールマガジン、会報を通じた情報提供をはじめ、PWH/Aミーティングを開催するなどの活動を行っています。また2003年11月に神戸で開かれる第7回アジア・太平洋地域エイズ国際会議では感染者らの参加窓口となる予定とのことです。
 始まる前、ちょっとした手違いで、感染者限定というアナウンスが届いておらず、会場に入りきれないほどの人が集まり、今でも「感染者」の話を聞きたいというニーズが多いのだと思いました(参加できなかった人たちは16時からの講座「PWH/Aの社会参加を考える〜今、私たちに必要なもの、そして市民としてできる事〜」で話を聞けたみたいです)。(大日向望)

  8月3日(土)13時〜15時
  若者の性行動とエイズの予防対策(赤枝恒夫・AIDSネットワーク横浜)
  増え続けるHIV感染者に対して、豊富な経験をもとに若者の性行動の実態と予防対策に迫る。

 Roppongiの産婦人科医である 赤枝氏による、お得意の若者の性行動やエイズに関しての報告が行われた。前半はスライドによる性病の症状の説明がなされ、丸出しで性器の患部が映し出され、わかりやすく好評だった。後半は現在の若者の実態が報告された。若者の中には、「コンドームをつけてると格好悪い、イケテてない」「性病は治るけど、エイズは感染したら運が悪い、仕方ない、だから、うつしまくる…」そんな風潮がある。そんな若者・ギャルがオシャレに持ち歩くことのできる「ヒョウ柄コンドームケース」や「ミリタリー柄コンドームケース」が紹介された。またその「コンドームを使用して妊娠したら中絶費用の11万円をタダにする」キャンペーンもやっている。また、若者が抵抗なくエイズ検査を受けられるよう、ライヴハウス横での「肝試し感覚で15分迅速検査」を行ったり、「風俗嬢が教えるHしながら、彼氏に気づかれずにコンドームを装着するテクニック特別講座」も開催しているとのこと。他の活動として、ボランティアで金髪ギャル達が「老人ホームでパラパラ体操」を行っている姿も紹介された。
 最後に感染者に対するアンケート結果の報告があった。「誰に打ち明けるか?」という質問に、過半数以上の64%が彼氏、18%が兄弟、6%が両親(うち4人中3人は母親だけに)という結果だった。上位である彼氏と答えた人の中には「今付き合っている彼氏から感染したとは思わない。前の彼氏だと思う…。でも、怖くて言えない」という人もいた。そんな彼女らに医師は「早く発見できてよかったね」と生きる力を与え、治療を行っている。
 斬新なアイディアで驚くばかりであったが、若者の心を捉えていて頼もしかった。(セリ)

  8月3日(土)16時〜18時
  国境なき医師団とその取り組み(国境なき医師団 日本)
  国境なき医師団(MSF)の歴史・活動理念とその取り組みについて。

 文化フォーラムでは初めて聞く「国境なき医師団」に興味を持ち話を聞いた。
 1971年、国境なき医師団がフランスで設立された。ボランティア精神に基づいて設立され、政治、経済、宗教のいかなる影響も受けない独立した民間組織で、1999年にはノーベル平和賞を受賞した。MSFは国際的な団体で、世界18カ国に独立した支部があり、世界80カ国を超える世界で救援活動を行っている。
 MSFは医療援助活動の他に証言活動を行っている。危機にさらされた人々に代わって声をあげ、人権侵害を目撃した場合、国際世論に訴えている。
 会場ではスライドを見た後、写真を見ながらケニアでの活動報告を聞いた。彼女は看護師として2001年6月から2002年6月迄、ケニアのホマベに派遣されHIV患者の医療に携わったそうだ。そこでは抗レトロウイルス薬を提供した130人の患者を診ていた。彼女が精神的なショックを受けたのは患者の重症度や衛生よりもケニア政府から雇われている医療者のモチベーションだった。死んでいる人を見てお菓子を食べている…。少ない給料でやる気がない…。そんな中で誠実に業務をこなしているMSFのボランティアの姿が目に浮かんできた。
 病院で白衣を着て患者を診るだけが医療ではない。過酷な環境の中でTシャツを着て医療活動を行っている人達がいる。私はMSFの人たちの志の高さと頭の良さに何か心を動かされた。久々に頭のごちそうを食べたような気分だった。「忘れがちな人のそばにいて手をさしのべる」MSFの活動がより多くの人に理解され支援されて世界中の全ての人が必要としている医療を受けれるようになるとよいと思った。(穂中英美梨)

  8月4日(日)10時〜12時
  HIV検査・相談マップの取り組みと検査まめ知識(ライフ・エイズ・プロジェクト(LAP))
  厚労省HIV検査法・検査体制研究班の今井部長、嶋氏を迎え、受検希望者のニーズや検査の仕組み、最新の検査状況について紹介します。

ライフ・エイズ・プロジェクト(LAP)NEWSLETTERイラスト 私のような感染者にはかえって馴染みの薄いのが抗体検査。あえて参加してみて、色々学ばせてもらおうという思いでした。
 最近、私が普段世話になってる病院でも若い性感染者が増えた。国外への売春ツアー等の経験がある訳でもなく、10代から20代の、フツーの若者である。国内の感染者が増えている事はこうした現場の様子からも見てとれる。
 医師から聞いた話だが、彼らは症状が出るまでは感染に無自覚なままであり、肺炎等何らかの兆候が見られるまで悪化してから、病院に行ってみて初めて自らの感染を知るらしい。
 HIVに関しては、おおよその人がどんな行為によって感染するのかご存知のはず。では症状が発現するまで、彼らが検査をせずに過ごしてしまう理由は何だろう?
 一つには情報ソースの少なさ。身近な環境に検査の情報が無い、という事。
 もう一つは、検査に行く時の心理的な負担だろう。他人に検査しに行くのを知られたくない、というだけでなく、病院や保健所のイメージが病苦のイメージと直結してしまい、「感染しているかも知れない自分」をリアルに感じたくない、という思いもあるのではないか。
 保健所では10年来、匿名の無料検査が行われている。が、こうした無料検査の存在はあまり知られていない。近年まで関心の薄れと共に、検査数も減っていたとの事。相変らずメディアにおけるHIVの情報量は少ないままであるが故に、ここへ来ての検査数増加には、国内の状況が切迫しつつあるのを感じる。
 私はこのプログラムで迅速検査というものを初めて知った。いち早く結果を知る事が出来れば、不安なままで過ごさねばならない時間も短縮出来る。しかも一次判定は約30分後というから、驚異的な進歩だと思う。(抗体検査は1週間後)
 こういった事から、HIV検査に際してのメンタルケアを現場では重要視してるようだ。個人的には今後、より深めて欲しい部分であると思う。2002年8月現在7つのクリニックがこうした迅速検査を導入しているらしいが、全国的な普及を望む。
 誰にも自分が検査するのを知られたくない、というのだから、検査の情報を求める時にインターネットは非常に有効なツールだろう。若年層を考えるなら、携帯のサイトに充実した情報があるとより良いな、と感じた。
 てなワケで、非常に勉強になりました。自分にはあんま関係無いかな? とも思ったのですが、いやあ、来てみるもんですねえ(笑)。お見逸れしました。HIV検査法・検査体制研究班バンザイ。あ、あとLAPもバンザイ(何だそりゃ)失礼しました〜。(桜屋伝衛門(闘うHIV感染者))

  8月4日(日)10時〜12時
  感染後に変えた事、変わった事(ぽーとたまがわ)
  感染後の話とかニュースがあまりありません。「ぽーとたまがわ」に参加している方々の現状を知ることによって、生活面の変化や病気をとりまく社会について話し合ってみたいと思います。

 今までにもHIVに感染してから変えた事や変わった事について、文化フォーラムで聞く機会はありましたが、この点に関してもう少し多くの方のことを聞くことができればと感じていました。このプログラムでは、「感染後に変えた事、変わった事」についてアンケートに答えてくださった13名それぞれの「変えた事」「変わった事」を知ることができました。
 具体的なアンケートの回答内容に関しては守秘義務があるために控えさせていただきますが、私自身が想像していた「感染したらこう変わるだろう」という想像とは全く異なるものもありました。また感染してつらい面が多い中にも、決して非感染者が得ることのできない大切なものも得ていると感じました。
 多くの感染者にとって、「変えた事、変わった事」を言葉にすることは、とてもつらいことかもしれません。しかし非感染者の差別や偏見の為に「変えざるを得ない」「変わらざるを得ない」ことを少しでも減らすために、また感染者をより理解するためにもとても意味深いことだと思います。(坂東)

  8月4日(日)13時〜15時
  若者をとりまく、性とHIV/AIDSの情報環境(CAI(Campas AIDS interface)+岩室紳也)
  いま若い人たちに本当に求められている性に関する情報とは? 彼らと同じ世代の視点から探っていきます。

 全国的に性の低年齢化が言われていますが、子どもを持つ親はどれだけ子どもの性を把握しているでしょうか。このプログラムでは、コンビニで買える雑誌の調査(男性誌、ファッション誌などの雑誌にどれだけ性に関することがのっているか)や、インターネットや携帯電話のサイトの調査に基づいて、若者をとりまく性とその情報環境について話されました。
 若者の性について報道するテレビ番組が最近では数多く見られるようになりましたが、性行為や援助交際などどちらかと言えば刺激的なものに焦点を当てている番組が多く、普段の若者の性とは少し違ったものに感じていました。このプログラムで話された内容は、現在の若者の性とその情報環境がとても明確に示されていると思いました。参加者の中には衝撃を受けた方もいらっしゃったようでしたが、一昔前と現在の性についての情報環境は随分と違っており、若者世代の子どもを持つ親が、子どもの性とその情報環境を理解するにはとても良い機会だと思いました。
 またプログラムの最後には、『「性に関する様々な情報を気軽に得ることができる今では、その情報の真偽を自分で判断する力が必要である」そのためには「何が本当なのか、性についてオープンに話せる状況が必要」「本やビデオを見た後に友達同士で感想を言い合う」「まず女の子が嫌がるようなことはやらない」』という意見が述べられました。(坂東)

  文化フォーラムに参加して
 
坂東裕基
ライフ・エイズ・プロジェクト(LAP)NEWSLETTERイラスト
AIDS文化フォーラムin横浜ホームページ。2003年の情報は3月頃から掲載予定。
 

 今回のAIDS文化フォーラムの特徴として、国際関係のプログラムが多かったことや、それぞれのプログラムの合間に、初めてエイズを学ぼうとする方々も気軽に参加できる「エイズ基礎講座」が設けられたことが挙げられると思います。
 特に「エイズ基礎講座」はより一般の方々や学生にも開かれた文化フォーラムになる一つのきっかけになったのではないでしょうか。私自身、全部で5回ある基礎講座のうちの1つの「HIVとエイズの違い」に参加しましたが、岩室先生独自の分かりやすい説明で、エイズに関して初めて学ぶ方だけでなく、教育関係者などにもとても参考になる講座だと感じました。
 今回はどちらかというと、「学ぶ」ことよりも「感じる」ことの多い文化フォーラムでした。AIDS文化フォーラムには、今回で3度目の参加となりますが、これまでの参加で学んできたこと、感じてきたことを周りの人に伝え、少しでもエイズに関心を持ってもらうことが、今私自身の「できる範囲で、できること」だと思っています。(坂東裕基)


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