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シェルター日記

小春 

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 PWA(HIV感染者・患者)とそれに関わる人々の為の避難所として開設されたシェルターも、はや四ヶ月が過ぎようとしています。病院に通う前日の宿泊施設として、通院後の休憩所として、またLAPの活動や交流の場として活用されています。そのシェルターにも表には出ていませんが、苦悩?の日々がありました。ここではそんな話をいくつか紹介していきたいと思います。

■だんだんと設備が揃ってきました

  初めの頃、楽しみだったのはシェルターにない物を探すことでした。それは簡単なことで、すぐ見つかります。
 皆様から送られて来るタオルをしまおうとしたらタンスがない!「炒めものでも」とフライパンを探すとないんです。使える鍋が「土鍋」「深鍋」という状況で鍋料理、シチュー類のレパートリーが増えていきました。
 ディナーパーティを開くと、いつも洋風鍋、しゃぶしゃぶといったところにおさまっていました。しやぶしゃぶ鍋なんてもちろんないので使える鍋二つで行いましたが座卓が足りず急きょ、書類入れを使い、周囲を大人五人が囲むという昔懐かしい闇鍋状態。そんな状態を知っているかのように会員の方々から送られてくるものは「ない」という言葉を忘れさせてくれるものばかりでした。次第に物がそろい、通院前後の宿泊・休憩所としての設備が揃ってきています。

■「第二の我が家のように思える」

  シェルターを活用してくださるPWAの方々に印象を聞いてみましたのでいくつかご紹介します。
 PWAとして足を踏み入れた初めての人、椎名さんは、「第二の我が家のように思える。安心感があるし、居心地もなかなか。シェルターに来るとマッサージも受けられるし、調子の悪いときはヘルプしてくれて心強い」と語っています。そして「シェルターを例えるなら[(友達+頼りになるおばさん)÷2]といった感じかな」とも言っていました。
 また、「思い出深かったのはエイズ患者の平田豊さんが来てくれたときのこと」と椎名さんは言います。この日は温泉で汗を流した後のくつろぎスペースとなり、鍋&ピザパーティを行い楽しい時間を過ごしたのです。
 別のPWAの方が泊まった日は好物の中華料理をみんなで作りました。餃子を皮につめる時、円盤形、わんたん風といった具合いに思いおもいの形にして食べたことなど、たくさんの出来事がありました。
 シェルターは開設して四ヶ月そこそこしか経っていませんが、皆様の心暖かいご支援でここまでの施設が整いました。これからも変わらぬご支援のほどをよろしくお願いします。そして多くのPWAの方にLAPのシェルターを活用していただけるようスタッフ一同頑張っていきたいと思います。

■ご支援の品々、まだまだ募集中!

 LAPシェルターには皆様から続々とご支援の品物が届いています。本当にありがとうございました。

■ご支援いただいたもの

 FAX、TV、ビデオ(以上はレンタル)、ドライヤー、保温プレート、中国茶、お茶、お酒、コーヒー、スプーン、フォーク、包丁、ボール、お皿(豪華なケーキ皿も!)、ざる、フライパン、保存食・缶詰、お茶漬け、漬物、おかし、タイ料理食材、調味料入れ、エプロン、毛布、布団、タオルケット、枕、枕カバー、手袋、タオル、浴衣、洗面器、洗濯洗剤、入浴剤、書き損じの葉書・切手、テレホンカード、ポストイット、98用家計簿ソフト・ゲームソフト、書籍、浣腸(グリセリン付)などなど。
ご支援をお寄せくださった皆様、ありがとうございました。

■まだまだ募集中!

 やかん、コーヒー豆、コーヒーメーカー、オーブントースター、茶渋取り、保存食・缶詰、おかし(各種)、お母さんの味料理レシピ(皆様のご家庭で好評なもの)、姿見、コルクボード、加湿機、薬箱、布団乾燥機、布団カバー(シングル用)、洋服ブラシ、洗濯バサミ、フォトスタンド、電気スタンド、食器だな、血圧計、マッサージ機、靴べら、掛時計、エアコン、BJ10用オートシートフィーダー、マックのパソコン・パソコンソフト、切手、葉書、テレホンカードなどなど。
 これ以外にも何かございましたら御一報下さい。よろしく、お願いします。


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