第14回日本エイズ学会学術集会・総会
会 長 速 水 正 憲
(京都大学ウイルス研究所エイズ研究施設感染病態研究領域 教授)
第14回エイズ学会学術集会・総会が皆様の御協力により、大過なく終わりましたことを事務局一同、喜んでおります。参加者も予測したとおりのほぼ1,000名にものぼりました。
私にとって初めての学会の企画運営でしたが、多くの方々が、各々の持ち場や立場で一生懸命に取り組んで、学会を盛り立てて下さったことを感謝しております。この学会に多かれ少なかれ関与された全ての方々に支えられたことを痛感しております。改めて一人一人のお名前を挙げることは出来ませんが、なんらかの形で、少しでも関係された全ての方々に御礼を申し上げます。
また初めてで不慣れなこともあり、準備の段階から当日まで、こちらの不手際でいろいろと御面倒や不愉快な思いをおかけしてしまったことが多々あったかと思いますが、どうぞお許し下さい。
この学術集会における学問上の成果は数多くあったと思います。開会の挨拶で述べましたこの学会のキーワード「多様性−HIVの多様性,エイズ学会の多様性」から、各分野における収穫を一口にまとめるのはとても難しい状況です。ただし、その「多様性」を受けての「異なる専門分野の対話」は、ある程度、実現できたのではないかと思っております。ポスターの併用,少ない口演会場,多くのワークショップ,交流会の設定等はその為のものでしたが、特にポスター会場のセッティングは評判が良かったようです(短い口演発表と質疑応答時間への欲求不満はあったと思いますが)。
エイズ学会の学術集会についてはまだ定着した方式がありません。終わった開放感に浸っているだけではなく、これからその後始末にかからねばなりませんが、今回の学術集会の総括をきちんとして、今後の参考にしていただこうと思っています。
ついては、御意見をアンケートにもとづいてお送りいただければ幸いです。良かったところ、悪かったところを率直にお教え下さい。
再度、皆様の御協力を心から感謝いたします。